飲食店の社員をしていると、必ず行う業務の一つに日報作成があります。
日報が飲食店経営においてなぜ重要なのか、考えたことがありますか？
飲食店に従事する私たちが直面する日々の出来事は、まさにお店の成長の記録といってよいほど重要なもの。
ここでは、私の経験をもとに、日報がいかに重要で、お店のためになるか解説していきます。
これであなたも『できる店長』の仲間入り間違いなし！
日報とはなんぞや？
そもそも、日報とは何でしょう？
それは、一日の終わりに業務内容、顧客の反応、売上高、そして何よりも大切な「気付き」を記録する行為。
しかし、ただ記録するだけではなく、このプロセスがお店にとってどれほど価値があるか、私たちはしばしば見過ごしてしまいます。
私が店長を務めてきた飲食店では、日報をただの業務報告ではなく、報連相の正しいやり方を学ぶ機会と位置づけています。
なぜなら、日報を通じて、私たちは「その日一日の業務を振り返り、新たな改善点を見出し、次の一手を打つ」ことができるからです。
「地元で愛される飲食店経営：失敗を回避するための5つの具体的戦略」– ゆきむらちゃんねる
日報の良いところ
さて、日報を書くことの真のメリットは何でしょうか？
それは、お店が直面する日々の問題や課題を、社内全員で共有し、解決策を一緒に考えることができる点にあります。
例えば、ある日の天候の変化が売上にどのような影響を及ぼしたのか、特定のイベントが客足にどのように作用したのかを分析することで、今後の計画をより精密に立てることが可能になります。
私の経験では、特定の季節や曜日に人気のメニューが変わることに気づきました。
他にもこの「気付き」を日報に記録することで、在庫管理やシフト作成に大きな改善をもたらすことができました。
日報の書き方
しかし、日報を有効活用するには、どのように記述すればよいのでしょうか？
ここで大切なのは、ただ事実を羅列するのではなく、その日に起こった出来事から何を学んだのか、どのような気付きがあったのかを書き記すことです。
また、お客様のフィードバックやクレームに対する具体的な対応策も忘れずに記載しましょう。
私たちの店では、日報を書く際には必ず「今日の教訓」というセクションを設け、それを次の日の朝礼で共有します。これにより、スタッフ全員が同じ目標に向かって行動する文化が根付きました。
他にも５W２Hを使って作成をする方法もあります。
日報の力を最大限に引き出す
日報をうまく活用するコツは、こまめに日報内容を振り返り読むことです。
具体的には、月が終わるたびに、その月に書いた日報を再度読みなおし、何が上手くいったか、どう改善できるかをチェックし振り返りを行います。
この行動に慣れてくると、お店の問題に合わせた、ぴったりの策を考える助けになりますし、改善を続けていくことで、より良いお店が出来上がっていきます。
日報は飲食店の必須ツール
日報は、ただの業務報告書を超える、お店の成長と改善を促す貴重な記録です。
チームの結束を深め、共同で成長するための重要な手段となります。
私が経験から学んだ最大の教訓は、日報を通じて、過去の改善策の失敗例や成功例を把握し、同じ失敗を繰り返さないことで店舗の改善がスムーズに進み、お店の成功へ直接貢献できるという実感を持てることです。
この”日報”を活用し、共にお店を良い方向へと改善し、できる店長の仲間入りを果たしましょう！！
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