はじめに
この記事を読み終わった時
あなたはきっとドヤ顔で
お店のコンセプトを語れるようになるでしょう!!
コンセプトは大事だと聞くけれど、
どのように決めたら良いのかわからない。
このような質問をよく受けます。私も昔は言葉の意味さえ分かりませんでした。
確かにコンセプトと口では簡単に言うけれど、どう説明していいのか、どう決めたらいいのか分からない人は多いと思います。
コンセプトは自分の頭の中の考えを具現化し、人に説明しやすくするだけでなく、お店の方向性を決める大事な魂ともいえます。
では、コンセプトをどうやって決めていくか?お伝えします!!
【もう大丈夫!】お店のコンセプトのつくり方分かりやすく解説していきます。
アイデアを見つける
成功する飲食店の多くは、ユニークなアイデアからコンセプトが生まれます。
まずは、アイデアを見つけましょう!!
地元の特産品を活用する、特定の料理スタイルに焦点を当てる!など、アイデアは無限にあります。
でもどうやって見つけるの??
私のアイデアの出し方は一般的な出し方と違い、『飲食店+別業態』という考え方をします。
例えば
『居酒屋+学校』=学校給食をイメージした居酒屋
『カフェ+雑貨』=おしゃれな小物に囲まれて、気に入った小物が買えるカフェ
『BAR+花屋』=ドライフラワーを店内に施した絵画の中にいるようなBAR
このように飲食店+別業態の組み合わせでアイデアを出していくやり方です。
飲食店コンセプトの例を紹介!面白くて人気な店舗の成功事例とは?
アイデアを具体化
次に、そのアイデアを具体的なコンセプトに落とし込みます。
例えば、「学校給食をイメージした居酒屋」は、
『学校給食のようなメニューと教室でお酒を飲む背徳感のある居酒屋』
というコンセプトに変換できます。
学校でお酒を飲む経験は普通の人ではあり得ないですよね?もしもそういう体験が、警察のお世話にならずに体験できたら面白いと思いませんか??
このようにコンセプトを具体的に落とし込んでいきます。
この段階で、コンセプトの魅力や方向性を明確にしましょう。
アイデアを整理する
具体的に出てきたアイデアを整理するためには、コンセプトシートの作成が効果的です。
5W2H(なぜ、誰に、何を、いつ、どこで、どのように、いくらで)
この視点から、アイデアをさらに深堀りしましょう。
これにより、アイデアがより具体的にイメージできるようになり、コンセプトへ変換しやすくなります。
飲食店の開業におけるコンセプトとは?作るときの流れを解説
- 何を: どのような商品を売るのか、業態は何か?仕入れ方法は?
- 誰に: ターゲットとなる客層は?
- どこで: ビジネス街なのか、繁華街なのか、それとも・・・?
- いつ: 営業時間、店休日、年末年始の営業は?
- なぜ: なぜ飲食店を始めるのか?他の業態では無理なのか?(自分のマインドセット)
- どのように: どのような営業を行うのか。席数は?
- いくらで: 客単価はいくらか。月の見込み売上はいくらか。
この5W2Hに現在の自分の考えを入れていきます。
先ほどの居酒屋を例に入れてみましょう。
- 何を: 学校給食をイメージしたメニュー(ハンバーグやコッペパン等)
- 誰に: 20代から40代の男女
- どこで: ビジネス街や繁華街で
- いつ: 17:00~24:00(L.O.23:30) 店休日:日曜日 年末年始:12/29~1/3休業
- なぜ: 学生時代にできなかった教室でお酒を飲む背徳感を味わってもらいたい。
- どのように: 内装を学校教室、席数は40席程度
- いくらで: 客単価3,000円。月間目標300万円
目指すべき方向性を確認
コンセプトが形になったら、実現の可能性や市場での受け入れられやすさを検証します。
先ほどの居酒屋を例に決定した内容を書き出します。
売上目標:300万円
客単価:3,000円
席数:40席
営業時間:17:00~24:00
店休日:日曜日
内装イメージ:小学校教室
店舗イメージ:教室でお酒を飲む背徳感を味わってもらいたい。
書き出したら実際に実現の可能性や市場での受け入れられやすさを検証していきます。
例えば、
- 売上はちゃんと見込めるか?
- この売上で利益はきちんと出るのか?
- 客単価はちゃんと取れるか?
- 仕入れは問題ないか?
- イメージは合っているか?
他にもいろいろありますが、まずはここだけ必ず押さえてください。
これで経営が成り立つかを客観的に検証することが重要です。
さらに、設定した内容が正しいか、第三者にフィードバックを求めることも重要です。
私の場合はできるだけ飲食店同業者には聞かないようにしています。
それはなぜか?
忖度されるということも理由としてありますが、なにより固定概念が邪魔することがあるため、できるだけ飲食店関係ではない異業種の人に意見を求めることが多いです。
アイデアを知られたくないというのも、もちろんあります。
また、意見は最低でも3人以上の奇数人数に聞くようにしています。なぜ奇数か、賛成反対を多数決で決める時に奇数が良いという単純な理由です。
他には厳しい意見を言ってくれる人が周りにいれば理想的です。
そして、必要に応じてブラッシュアップを行い、より魅力的なコンセプトに磨き上げましょう。
計画を行動に移す
最後に、コンセプトを具体的なビジネスプランに落とし込みます。
メニュー開発、インテリアデザイン、マーケティング戦略など、コンセプトに沿った計画を立てましょう。
先ほどの居酒屋の例で行くと、
- メニューは学校給食をモチーフにした逸品
- 内装は教室をイメージしたデザイン
- マーケティング戦略のキャッチコピーは『小学校でお酒を飲む背徳感のある居酒屋』
このようにコンセプトが具体的な形となって、初めてお店が動き出すのです。
飲食店経営の魂となる「コンセプト」の力 – 失敗から学んだ体験談– ゆきむらちゃんねる
最後に
いかがでしたか?私がいつもコンセプト設定をするやり方を解説しました。
コンセプト設定は、飲食店開業の根幹をなすプロセスです。
面白いコンセプトはお客様のワクワク感を演出し、非日常を演出してくれます。
そういったお店に私だったら足を運びたいしお金を使いたいです。
面白いコンセプトを設定することで、きっとお客様のハートを鷲掴みすることができるでしょう。
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